ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

kaigaikensyu45

? 36 ?18 歳以上、公的ヘルスケアを受けている、遠くない将来に死を免れない病気(主にがんであるが心臓病やALS でも可能)が対象であり、何度も面接を重ねる。患者の意思に変更がない場合、医師により医療的処置が行われる。ソーシャルワーカーはこの病院にオフィスがあるものの、病院の職員としてではなく、ブリティッシュコロンビア州の当該制度の担当者として、興味がある患者に対し、患者はいつでも希望を取り下げる権利を持つことを基礎に、制度や手続きの説明を行う。制度が施行されてから、バンクーバーだけでも約400 名以上の希望申請があり説明を行った。国民が「安楽死制度」を希望する権利があることを、希望者と大いに関わることが予測される医療従事者や関係者に対し、プレゼンテーションを行っている。(2)緩和ケア病棟におけるソーシャルワーカーの業務 ソーシャルワーカーは平日毎朝、看護師やOT、PT、が出席するミーティングや週1 回医師を含めた全職種が参加するミーティングに参加する。この病棟は痛みの緩和治療などを行うなど患者の症状の安定を図り、自宅退院やホスピスに転院するなどの調整を行う役割を持つ。また、自宅で過ごしている患者の家族が、家庭看護の継続が困難となった時に入院の受け入れを行い、転院先を調整する役割もある。患者の在院日数は2 ~ 3 週間である。バンクーバーの地域にはホスピスが4 ヵ所と少ないため、転院を待機する患者も入院している。ミーティングでは、患者全員の病状の確認、各専門職種から意見を取り入れたケアプラン作成、その達成具合を確認する機能を持つ。患者が自宅退院を希望する場合、家庭や家屋状況を確認し、在宅ヘルスケアの提供時間で患者が家庭生活を送ることが可能であるのかを確認しあう。全員が意見を出し合い、患者の想いを達成できるよう多角的に検討するチームワークの良いミーティングである。ミーティングの最後に、1 週間の期間で亡くなられた患者の名前を言い黙祷を捧げる。 病棟内は、他の病棟とは異なり、静かな雰囲気である。家族など面会者が使用できるミニキッチンがついたデイルームや、家族が寝泊まりできる個室も用意され、患者がいつでも家族と同じ時間を過ごせるよう配慮されている。(3)成人の権利擁護支援部門のソーシャルワーカーの業務 対象者は、19 歳以上で被虐待者やセルフネグレクトに陥っていて、かつ認知症や認知能力の障面会家族用のデイルーム全職種が参加するミーティングSt. Paul’s Hospital 外観市内中心地に位置する