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概要

kaigaikensyu45

? 28 ?で、どんな人でもホスピスケアに興味があれば受け入れ、精一杯教育にあたる」と話されていた。(2)レジデンス(入院病棟)におけるソーシャルワーカーの業務 30 床を有すこのレジデンスには医師、看護師、ホスピスエイド(ヘルパー)、薬剤師、チャプラン、2 名のソーシャルワーカー、管理者、事務職員が配置されている。入院形態は、1. 痛みなど症状コントロールケア(公的医療保険が適用、医師が判断)、2. 症状が落ち着いた慢性期ケア、3. レスパイトケアである。またタブレット端末やスマートフォンを駆使しており、入院患者の情報はすぐに全職種に送信され情報共有がスピーディに行われている。電子機器の活用により、レジデンス内はナースコールなど機械音が全くせず、静かで穏やかな時間が流れている。  ソーシャルワーカーの役割は、1. 患者・家族などにカウンセリング、情緒的サポート、ストレスや混乱の解決、2. 必要な社会資源の探求、3. 入院患者の困難解決のプランニング、4. 葬儀の支援、5、在宅退院支援、6、リビングウィルの情報提供などである。 ソーシャルワーカーは入院希望者やその家族に対し、病院案内や説明を行う。その際には患者や家族から様々な質問や不安の声を聴くのであるが、ソーシャルワーカーは丁寧親切に返答をしている。また患者の入院日には、生活歴、レジデンスにおける生活の希望や医療行為の希望を細部にわたり確認する。患者が快適に入院生活を送れるよう初回アセスメントを行うのである。可能な家族には入院30 分前に来訪依頼し、家族から患者本人に対する想いや要望を確認する。多民族国家であるアメリカでは様々な人種が入院するため、宗教や思想の確認、葬儀社の確認を行う。アメリカでは65 歳以上はメディケアという公的医療保険が給付の対象となるが、65 歳未満でも障がい者と認められていれば給付対象となる可能性もあり、また私保険加入者も多いため医療保険の有無の確認もソーシャルワーカーの業務である。アメリカならではの確認事項としては、敬意を表すことを目的にベトナム戦争の軍人かを確認、またナシュビルならではの事項としては、音楽ボランティアの希望の有無である。英語を話さない患者や家族に対しては通訳機関に依頼し面接を行うこともある。入院中には患者や家族の様々な不安や疑問にも対応し、また、意志の変更がないかを確認する。研修担当のソーシャルワーカーも「毎日が新しいことばかりで勉強が必要。弁護士ではないが様々な制度や法律にも詳しくなる。いろいろな機関や専門家との連携が大切」と話していた。アメリカでは、ソーシャルワーク業務は診レジデンス担当ソーシャルワーカーとボランティアが手入れする中庭レジデンス 病室