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概要

kaigaikenshu_44

≪海外研修の成果等について≫1.研修の内容をどのように活かしているか個人レベルで学んだことを日々の子どもの養育・支援、親とのコミュニケーション、関係機関との連携等に活かせるよう、より推進を図っている。1子どもの思いや意思をよく聞いてあげること。将来の進路を早めに決定し、話し合いを進める。2退所児童へのフォローとして、実際に会いに行く、退所児童の親との面談を実施する等。3関係機関との連携を重視している。入所前に、入所後のプランについてある程度の合意を得、子どもの退所に向けて早い段階でこちらの思いを伝える等。4個人内での知識の向上にとどまらないよう、学んだことや持っている情報の全体発信に努める。2.今後、研修の内容をどのように活かしていくか1本年11月に施設内研修を行い、海外研修の内容を発表する。2職員全体で、統一して子どもの発達を理解できるように、子どもの発達段階を理解するチェックシートのようなものを作る。「書類を書くだけ」にならないよう、自立支援計画書の利用方法等を考察し、活用していく。3子どもの自己決定を尊重できる養育が行える職場づくりに活用する。4地域の他の関係機関との連携を密にし、地域で家庭支援を行えるような体制づくりの推進。3.今回の研修で得た成果について(日本の施設で導入・利用可能なもの)1クワイエットルーム(気持ちを落ち着けるための部屋)(p.25)の導入。心を落ち着けられる照明、壁を叩いても大丈夫な構造、気持ちのよいクッション等を置くことによる、苛立ったときに入れる個室の設置。2応用行動分析的技法1人1人の現状のアセスメントを行う→目標を設定する→個々に合った支援を行う→評価を行うといった支援の方法を施設全体で統一する。3勤務体系の柔軟化宿直専門職員・週末専門職員等の導入。結果として、職員の勤続年数の増加を促したい。子どもが落ち着いて生活できる施設、退所後に安心して訪問できる施設にするために、職員が長く働き続けられる職場づくりは必要不可欠である。4自立までの居住空間をステップ化する施設を自立退所後すぐに一人暮らしではなく、職員のいる施設内での自立に向けての練習→退所施設近辺での一人暮らし→一人暮らし後の職員の定期訪問等。自立までの支援を行える体制づくり。?52?