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概要

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入居者それぞれが自身のチェックシートを持っている。入居者に合わせてステップも変更可能で、文字の読めない入居者には絵でステップを示したシートを渡している。洗濯については、色移りしないように色ごとに洗濯物が分けられているか、個々の体質に合わせた着替えが行われているかを確認するために洗濯物の数が適切かをスタッフが前日にチェックし翌日自身で洗濯することになっている。このようにして、1つ1つのスダイニングルーム掃除スキルチェックシートキルを教え習慣づけることで自立を促していく。スタッフのいないサテライトハウスでも部屋が綺麗に保たれており、自分たちが調理する献立が紙に記載され、コンコードハウスでの生活がきちんと身についていることが伺えた。(4)East Bay Services to the Developmentally Disabledのその他の事業i)Concord Residential Club(コンコードレジデンシャルクラブ:発達障がい者用アパート)この施設は発達障がい者の一人暮らし用アパートである。入り口はオートロックになっており、安心して暮らすことができる。部屋の間取りは1LDK、建物は3階建て、洗濯場は共用でお金を自身で払うようになっている。ここでも給料の1/3を家賃として支払い、その他、電気代・水道代なども自分で支払う。毎週土曜日の午前中はコンコードハウスの施設長が皆の様子を見に行っていた。それぞれに、前述のILS(p.20)も付いている。自身のILSが付いている以外は一般の一人暮らしと全く同じである。どの部屋もやはり綺麗に整えられていた。皆、自由に部屋をアレンジして利用しており、メンバー同士でご飯を誘い合ったりして交流を図っている。月に1度アパートミーティングがあり、全体の予定の確認を行い、トラブルが無いか確認する場となっている。皆、必要に応じて自身の意見が言え、スケジュールの確認にも特に手助けの必要はない。相互のコミュニケーションも大変スムーズで、かつて、コンコードハウスの入居者であった人もおり、必要なスキルを教えられること、経験を積むことで進歩が可能であるということを実際に目の当たりにした。アパートのメンバーの表情からは生活を楽しんでいる様子、また自信を持って生活している様子が伺えた。ii)Evergreen(エバーグリーン:発達障がい者デイプログラム)成人発達障がい者用のデイプログラムである。22歳以上で基本的なセルフケアができれば通うことができる。車椅子利用者の受け入れや、トイレの介助も必要に応じて行っている。現在は29歳から70歳までの人が利用している。1クラス8人程で7クラスある。インストラクターによって部屋のアレンジも違い、雰囲気も異なっている。地域に出て行くプログラムも多く、買い物に行ったり図書館に行ったりしている。個々の生活を充実させることと、できる限り地域との関わりを持つことを目的としていた。?22?