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概要

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ら園で必要とする物を聞かれ、園専用の大型の鍵付き遊具入れが設置された。朝は公園で受け入れをする子が約半分、午後はおやつ後から全員公園で過ごし、お迎えを待つ冬には15時には暗くなり始めるが、電灯が明るいので問題無い。降雪時には市の委託する業者が雪を避けてくれ、嵐でない限り公園で遊ぶそうである。寒さに応じてどの様な衣類を身に付けるべきか、参考になる表が室内に貼られていた。プリスクールの子ども達とバスを乗り継いで市民プールへ同行した。宗教の違いでプールには参加出来ないというケースもあった。フィンランドは湖が多い環境にあり、自分の身を守る為に水泳は不可欠である。前後のシャワー、サウナを含め子ども達はとても慣れた様子であった。(左から)市によって公園に設置された園専用の遊具入れ・柵で囲まれ安全に過ごせる公園。(7)フィンランド文化の伝承遠足ではフィンランド人の昔の暮らしを体験出来る施設に同行させて頂いた。昔の建物、水車、納屋、農具、家具、織り機やアイロン等の道具、楽器等の他、昔の村人に扮した方々の村の結婚式の催しもあった。名前のついたネックレス、民族衣装を身に付け、行事の手伝いを実際に行い、葡萄酒のようなジュースやパン、果実を頂き、歌い踊り、子ども達も大いに楽しんで参加していた。日頃から昔からの言い伝えや民族楽器に触れ学んできた事もあり、子ども達は興味深そうに質問し、有意義な時間を過ごせていた。フィンランド人のパイヴァー先生が民族楽器や昔の道具を展示し、とても美しい音色の弦楽器・カンテレの演奏法を子ども達に教えていた。卒園式で発表するそうだ。また、昔からの言い伝えの絵本、ペープサート等も利用していた。自国を大切にし、文化を熱心に子ども達に伝承する姿に感動させられた。(左から)フィンランドの昔の暮らしが体験できる施設内の織り機・歌や踊りの様子。フィンランドの歴史を語る民話の手作りのペープサート、園で使われている昔からの道具や民族楽器(弦楽器のカンテレ)。?84?