ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

kaigaikenshu_43

ピッタリ合わせたいという時期である事を生活に活かしている。食事はトドラークラスでは緩やかなU字のテーブルに5 ? 6人の子どもが教師を囲むように席に着く。机上にはランチマットが置かれ食器は陶器が使用されている。教師により目の前で食材が切られ、一品ずつ取り分けられ食べる事が繰り返される。その間食材、切り分ける数、マナー、日常的な話も含め会話を楽しませながら進められる。香りを嗅げるようにハーブも用意されていた。苦手な食材が出た時には肯定的な言葉掛けで、食べてみたいという気持ちを引き出すように関わる。幼児クラスでは6人程のグループで着席し、教師が目の前で食材を切り、子どもが数えながらトングで取り分けていた。食事のセッティングの様子(ランチマットには食器やカトラリーの絵が描いてある。中央に教師が座る)0歳児クラスの様子。月齢の低い0歳児がマットで過ごす際に自分の姿を見られる鏡、追視を出来るモビール、手を伸ばして触れる吊り玩具がある。ガラスのつい立の奥はオムツ交換台、調乳台等がある。授乳時に使用するカウチや遊具。給食は園内にある厨房でこだわりのメニューが用意され、教室とキッチンとは窓で直接繋がり、調理の様子が見え香りが漂い、自然と食事に対して期待が高まるようであった。食べ残しは回収し植物への肥料として使われる。3ヶ月の乳児は自宅から持参した哺乳瓶でミルクを作る、母親が母乳を与えに来る等していた。午睡時はトドラークラスでは食事終了順に歯磨き、排泄を済ませ自分のブランケットを用意、部屋の様々な場所のマットで入眠する。午睡中にはリラックス出来るよう常に水の音がCDで流されている。小さなメモ用紙に機嫌、食事、排泄、短いコメントを記入し保護者に渡し、連携を図りながら基本的生活習慣を身に付ける事へと役立てていた。その上の年齢のクラスでは最近ではメールを活用している。(3)戸外活動園庭には高く太い木々や木陰が多くあり、柵の周りは林で囲まれている。大型遊具や手作りツリーハウスはコミュニティーや保護者の協力で設置され、春にはウッドチップを敷き詰めガーデンパーティーを開くのが恒例である。木の実や葉、枝、木片等の自然の素材、シャベル、金槌、シート、ドラム缶、毛糸、雨水を溜める水瓶、橋、シーソー、配管のパイプを切って作られた木琴のような大型楽器等創意工夫で溢れていた。基礎部分は大人が作り、そこに子どもがロープ、枝、毛糸などを足して遊びを発展させる。創造性の豊かな子ども達が育っていると感じる。手作りの遊具はヤスリをかけコートする等、安全面で制度の基準を満たす。高い所に登る際にヘルメットをかぶる決まりもある。この時期の子どもにとってごっこ遊び(Dramatical Play)も重要な事と考え、?73?