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概要

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≪海外研修の成果等について≫1.研修の内容をどのように活かしているか地域と医療・介護、社会福祉機関がつながる場所が大事だと感じ、当法人が実施している地域住民の方対象のイベント、「自然からの贈り物マーケット(食の大切さをテーマに食に関する様々なブースを出展するイベント)」にサルコペニア・チェックブースを設け、栄養科・健康運動士・リハビリテーション専門職を配置。現状の栄養状態、体力・筋力などの身体機能を測定し、約30名の地域住民の方にフィードバックやアドバイスを行った。また、自身が関わっているNPO法人生きがい創造塾が主催して、地域住民の方々・医療機関・社会福祉サービス・地域包括センターが一同に集い、地域公民館で認知症に関する講演、パネルディスカッションを行う「みんなが知りたい認知症予防~予防できる時代がやってきた~」を計画・実施。講演終了後には健康チェックとしてサルコペニア・チェック、タブレットによる認知症チェックも行い、約80名の地域住民の方にご参加頂けた。さらに、リハビリテーション専門職が生活の場である地域へ活動を広げられるように、訪問リハビリテーション体制の充実や人材育成、地域での多職種協働連携を進めつつ、海外研修で得た知識や内容を生かした活動を積極的に推進実施している。2.今後、研修の内容をどのように活かしていくかこれから構築されていく地域包括ケアシステムの中で、より深く関われるように積極的に地域へ活躍の場を広げていきたいと思っている。上記のような地域と医療・社会福祉機関がつながる場を設け、その中でもリハビリテーションの専門職としての役割を明確化し、活動、アドバイスを行っていく。また自身がかねてより力を入れている“介護予防・認知症予防”という観点において、地域社会への普及啓発、通所型介護予防事業の担当、NPO法人いきがい創造塾でのアニマトゥール(フランス語。指導するものという意味であるが、教えるというよりは学習者のもっている力を引き出すという意味)としての関わりをより深めていきたいと考える。今回の研修成果を同じ理学療法士だけでなく、できるだけ多くの方々に伝達できるよう、学会などでの発表も行っていきたいと考える。3.今回の研修で得た成果について(日本の施設で導入・利用可能なもの)1医療・介護連携に対するカナダ・イギリスでの工夫ケアコーディネーターの医療機関への配置シングルアセスメントの利用、Convalescent care(CANADA)、Intermediate care(U.K)2多職種協働:ブリッジチーム3 NPOやボランティア、チャリティという考え方4 Dementia Friendly認知症にやさしい街づくりだけでなく、人や景観、食事などEnvironment環境。Community地域5 Care Quality Commission監査機能。医療・施設などのケアの向上、QOLを高める?38?