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概要

kaigaikenshu_43

務の中で全体的な機能評価、個々に合わせた共通の目標をもったリハビリテーションの提供が行えるように切磋琢磨していきたいと考える。また、現在関わっている“介護予防”“認知症予防”については、日本のケアシステムにおいて、“予防”に力をいれた施策が行われていることは、とても重要であると考えている。今回の研修においても、理学療法士が認知症の研修に?と思われる方もおられると思うが、“はじめに”でも述べたように、MCI(軽度認知症)を含めると65歳以上の4人に1人が認知症であると言われている。高齢者のケアを行う上で、その専門的な知識を持つことは専門職に限らずとても重要であると考えている。今回アルツハイマー協会トロントで“スティグマ”という言葉の意味について学んだが、日本人は特に家族の病気などを他人に話たり、自分の意見や体験を話すという事が苦手のように感じる。私達専門職が、また医療や介護機関が、地域と連携し認知症に対する一般知識の向上、利用できるサービスの紹介などを行う事で、スティグマを減ずることができるのではないかと考える。“認知症は病気ではない”。誰もがなりうる症状である。しかし、発症を遅らせる為にも、“認知症予防”“介護予防”という観点での活動を今後はさらに発展させていきたいと思う。医療と介護そして地域を結ぶ、“橋(Bridge)”になりたいと思っている。London Bridge?35?