ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

kaigaikenshu_43

しやすくなるかを提案、またクライエントのための書籍やビデオDVDなどの資料なども充実している。World Institute on Disabilityは、世界中で障害を持つ人やそのコミュニティのバリアを取り除き、社会参加、雇用の増大、経済的な保障、ヘルスケアを充実させるための活動を行っている組織である。Center for Independent Livingは世界で初めての、障害を持った人たちの、障害を持った人のための組織で1972年に設立。自立に向けて努力する障害者が自分で選択し、すべての人がそのコミュニティに参加できるよう様々な支援を行っている。それらは生活技術向上のためのプログラム、職業訓練、パソコン訓練など、自立に向けての可能性を広げるため多岐に亘る。7.4月10日10:00~12:00視察先:Eden Issei Terrace (低所得高齢者集合住宅)対応者:Ms.Grace Kim (Medical Social Worker)報告者:武智薫広い敷地内には日本の神社を模した屋根、庭には石造りの太鼓橋がかかり、色とりどりの鯉が泳ぐ池、明るい光が差し込むロビーやリビングがあり、とても開放的な印象であった。私たち研修生の到着後、リビングに入居者の皆さんが集まって温かく迎えてくれた。居室は全部で100室(内、障害者用が5室)。開設当初はこの内の約半数が日本人であったが、今は5人しか入居されていないとのこと。HUD(連邦政府の都市開発住宅省)によるハウジングプログラムで入居資格としては1 62歳以上の高齢者単身もしくはご夫婦2所得はHUDの定める年間所得以下であること3基本として日常生活が自立していること(医療が必要になったら退所しなくてはならないが、今はこのルールも緩やかになっているとのこと)。入居費用は家賃・水道やガス代、ゴミ捨て代といった公共料金込みで自身の収入の約3分の1程度。入所は現在2年待ちということで、入居費と施設の内容からも納得できる待ち年数であった。実際に生活されている居室内を見学させて頂いたが、部屋にはキッチン、リビング、寝室、バス・トイレ、テラスと十分な広さと設備であった。段差もなく、手すりや緊急時の連絡用ボタンも設置され、各部屋の前の廊下も十分な幅があり、各フロアにゴミ捨て場も備えられていた。アジア系の人種が共に仲良く暮らす高齢者住宅。お話させて頂いた日本人の入居者の中には英語が話せない方もおられた。開設当初の目的を残しつつ、少しずつ時代の流れと共に変化している施設という印象を受けた。入居者の方々は“Secure(安全で)”かつ“Independent(自主的に)”に暮らす事ができるので、とても“Happy(幸せ)”だと話されていた。日本でも現在、高齢者の単身者、夫婦のみで暮らす所帯が増加している。この為“住まい”“住まい方”についても重要な検討課題となっている。今回訪問中に頻繁に聞かれたキーワード“安心”“自立・自主性”それが“幸せ”に暮らす事につながる為にも、これからの日本での地域の特性に合わせた“住まい”“住まい方”の整備について考えさせられる研修であった。?10?