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概要

kaigaikensyu46

? 95 ?研修概要(プログラム)氏名加藤 奈津子所属社会福祉法人 瑞祥 特別養護老人ホーム ビラ・オレンジ 管理栄養士・介護支援専門員合同研修デンマーク ノーフュンスホイスコーレ (4/23 ~ 4/27)国期間施設名/ 都市名施設の種類研修内容研修成果と施設への活用・導入方法掲載ページ4 月ドイツ4/28~5/19Senioren-und-TherapiezentrumHalstenbek/ハンブルク要介護高齢者のための施設Betreuungskraft(心理的社会的ケアを行う介護職員の一種)の仕事を通して利用者の食生活における支援方法を学ぶ。栄養補給が困難な方や医療依存度の高い方への食事支援方法の実態を知る。介護職員の分類、心理的社会的ケアを行う専門職がいる実態とメリットを伝える。Betreuungskraftが行っている精神的な緩和につながる時間(食生活においては買い物や外食支援等)を本人主体として確保できないか検討する。飲み物を自由に選択、摂取できる環境を整える。体重測定の頻度、管理方法を見直す。985 月スウェーデン5/20~5/26Malarbacken/ストックホルム高齢者施設(地方自治体運営)地方自治体運営の高齢者施設と管理栄養士の関わり方の実態を知る。食欲向上のための食事支援の方法について学ぶ。スウェーデンの食文化であるフィーカについて知る。フィーカとは何か、栄養補給において担っている役割について説明する。間食について考え直し、おやつ以外の間食についての導入を考える。食事現場に出向くことの重要性を栄養士間で再認識し、入所者の栄養改善に取り組んでいく。101Bjorksatravard-ochomsorgsboende/ストックホルム高齢者施設(プライベート経営)プライベート運営の高齢者施設と管理栄養士の関わり方の実態を知る。地方自治体運営との違いから、食事支援方法を学ぶ。ユニットタイプにおいて、介護職員が入所者に量はどのくらいがよいか尋ねながら盛り付けることで、視覚も嗅覚も刺激し、食欲増進へとつなげることができるよう取り組んでいく。食物繊維の補給方法について検討する。103Ersta Hannahemmet/ストックホルム高齢者施設(非営利団体運営)スウェーデンとフィンランド両文化をどのように重んじているか、その方法を学ぶ。管理栄養士の関わり方と食事への介入方法の実態を知る。日本の伝統や歴史だけでなく、入所者の生まれ育った地域や出身地の伝統について調べたり、本人に話を聞き、行事に取り入れたり、介護方法を検討する。伝統料理を取り入れた栄養教室を開催し、昔を懐かしんでいただく機会を設ける。104Oxbackens servicehu/ヴェステロース高齢者施設(地方自治体運営)地方自治体運営の高齢者施設と管理栄養士の関わり方の実態を知る。食事環境を変え、高齢者の食に対する関心を高めるためのプロジェクト「SMAK」の活動内容と成果について学ぶ。厨房スタッフと介護スタッフの連携による食事提供方法について、その方法と改善点を知る。行事として開催している喫茶店に地域住民の参加を検討し、入所者と交流する機会を設ける。また、施設入所者の様子や施設の取り組みを知っていただく。人は60 ~ 70%見た目で食べているという事実と、食事環境を整えることの大切さを職員に周知する。また、テーブルセッティングや配膳の方法を検討し、食欲増進へとつなげる。厨房スタッフが直接現場に出向いて盛り付け、配膳をする機会を作ることを検討し、介護スタッフと交流できる場を設ける。106Fatburensaldreboend/ヴェステロース高齢者施設(地方自治体運営)Vallby servicehus/ヴェステロース高齢者施設(地方自治体運営)107アメリカ5/27~6/18Elite Care OatfieldAssisted living-Adam's House-/ポートランド長期介護施設新鮮な食材を愛情を込めて一から調理することを大切にしており、高齢者の食事支援について重要視していることや問題点等を意見交換する。ご家族を招待して開催するイベントの実際について知る。調理員の視点から作ってみたいメニューや使ってみたい食材、調理方法等の情報を仕入れ、献立への導入を検討する。日本の行事に関連した食に関するイベントの開催時、家族や地域住民を招くことを検討する。手作りの料理で、入所者、家族、職員ともに楽しむことができるよう工夫していく。108Meals on WheelsPEOPLE/ポートランド食事デリバリーサービス地域に暮らす高齢者に対する食事支援をどのように行っているか、また、管理栄養士の関わり方の実態を知る。利用者からの意見をどのように反映させているのか学ぶ。施設入所者のために作成している献立、食事を地域住民の方にも提供できる場を検討する。厨房スタッフが知りたいと思っていることを食事アンケートの内容に取り入れ、結果をフィードバックする。109Hopewell House/ポートランドホスピスターミナル期の患者(吐き気や痛み等で食欲が減退している方)ひとりひとりにあわせた食事提供の方法と重要視している点を学ぶ。家族とどのように向き合い、支援方法を決定しているのか、その実際を知る。「食べたいものは何か」という情報を全職種で収集する。家族の協力を得て、食べたいと思ったときにすぐに提供できる環境を整える。「これがこの方にとって最期の食事になるかもしれない」という認識を持って接する。ターミナル期の心のケアについて、家族だけでなく職員に対しても行える機会を設けていく。111