ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

kaigaikensyu46

? 39 ?いる。いくつかの細かな説明やResource Consultantがすべき仕事( リミットも含めて)が書かれている。Resource Consultant の仕事内容、親の責任、教師の責任等の役割が明確になっているのだ。それぞれが責任を持って子どもの支援のために協働している状況がよく理解できた。2.Peel Children’s Center  ?メンタルヘルスに関する支援センター?主にメンタルヘルスに問題を抱える子どもから大人(24 歳まで) への支援を行うセンターである。相談内容は、知的な発達の遅れ、情緒障害、トラウマ、アタッチメント形成の問題、社会性の問題、法律に触れる問題、虐待に関することなど様々である。職員は基本的に「教育」に関するバックグランドを持った資格者のみである。ここではカウンセラーのCarole 氏にお話を伺った。地域で生活する子どもの心配事に関する相談、親へのサポートなどが必要な際は、本人からの連絡のみならず、周囲の関係者、心理士や教師、その他の家族、カウンセラーなど誰からもコンタクトを取ることができるが、基本的に当事者の親がYes と言わなければサービスを開始できない。子どものメンタルヘルスに関して相談があった場合は先のLori 氏と一緒にサポートをすることもある。Peel Children’s Center の役割は以下の通りである。・インテーク、アセスメント、支援計画の立案・家族への支援・カンセリング・セラピーの提供・療育の提供・各機関とのコンサルテーション・他のサービス(社会資源)の紹介必要であれば、家庭や学校にカウンセラーが出向いて、実践を行ったり、アドバイスを行うなど子どものサポートを家庭や学校と共に考えていくというスタンスである。特にメンタルヘルスに関する相談は親が疲れていることが多いと言う。家庭や学校で子どもがトラブルを起こすことも多く、どうすべきかに疲弊してしまっている親が多い。また、多くを語りたがらない親や、親同士のつながりを拒否する場合もある。子どものプレイグループ(同じ障害のある子ども同士の会)や若者のガールズ、ボーイズグループでの活動などは盛んであるが、家族向けのグループもいくつか存在し、それぞれがコミュニティーを作り、活動ができるようなイベントも催している。カナダでも子どもに関わることを主導しているのは母親であり、父親の参加も促していきたいところだという。夏休みなど長期休みにはペアレントトレーニングがあっPeel Children’s Center 外観Resource Consultant のLori 氏と