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概要

kaigaikensyu46

? 27 ?週1 回はクラスの時間内に30 分程度のグループOT の時間がある。粗大遊具のある部屋(滑り台、トンネル、スイングボード、トランポリンなど)へ移動し、習ったアルファベットを形作る木製パズルやアルファベットをドットスタンプとマーカーでなぞったり、書いたりする。それができたら自由に遊具で遊んでよい事になっている。先生達の話では、最初は家で頭をぶつけて(自傷行為)どうしようもなかったという子どももいたが、随分とここに来て落ち着いてきた。そういう子どもを見ると、ここで過ごす時間は子どもにとってとても意義のあることだと思う。一人ひとり、本当に違うため集団の中で活動を進めていくことの難しさはあるが、アシスタント、セラピスト、皆で関わることの意味は大きい。おもちゃや遊びも同じものばかりでは興味を引かないため、週ごとに出すものを変えて、興味の幅を広げたり、様々なものに触れることをして欲しいと思っている。親へのサポートとしては、定期的にミーティングを行っている。家庭訪問は滅多にしないが、必要であればABA セラピーと共にすることもある。何か問題が起こった場合は親と話し合う機会を持つが、あまり家でのことや話したがらない親もいる。スクールと家庭で同じ方向性を持てることが望ましいとは思うが、例えば、子どもがとても興奮状態が続き、どうしてだろうと思っていたら、夜間に睡眠がとれていないということだった。そういうことが随分経ってから分かったというケースはある。親にはいつでも見学に来てもらって良いことになっている。様々な難しさもあるが、とにかく親とよく話し合うしかない。段階を踏んでやってきたこと、子どもの成長を話していくしかない。子どもたちは他にデイケアに行っていたり、他のプライベートセラピーのサービスを受けたりしている。本来であれば一般の幼稚園への受け入れはインクルージョンの観点からも可能であろうが、クラスの中の3 人程、幼稚園から受け入れを拒否されたケースがある。また、これから幼稚園への移行をするケースの子どもは決められたテストを受け、そのスコアで可否がきまる。移行が決まっている子どもは小学校内の一般のキンダーのクラスに参加し、準備を行っている。先生達はとても熱心で常に子どもについての話し合いが持たれている。今日はうまくいったが、同じやり方ではうまくいかないことなどはすぐにクラス内でどうすれば良いか話し合いが持たれる。そうすることで、先生達、全員が同じ認識を持ち、ブレない方法や態度で子どもに接す製作を通しての学習ハサミは子どものスキルに合わせてカラフルな物や音のなる物など子どもの興味を引く教材がたくさん写真やカードでの視覚支援