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【デンマークでの合同研修訪問施設・講義の概要】1.4月22日10:30~11:00視察:Bregnevej(障害者ワークショップ)対応者:Hans Aaling(ワークショップ代表)報告者:瀬川真由美デンマークでの初研修とあってやや緊張気味の私達をAaling氏は、にこやかに迎え入れてくれた。北フュン島第一の都市であるオーデンセにあるこの作業所では現在72名の障害者が働いている。第一印象はたくさんの笑顔である。そこには利用者、支援者という「強い者」「弱い者」の関係は感じられなかった。工場の下請けで工業製品の部品を作っておりデンマーク国外にも輸出している。カフェテラス、虫除け剤の組立て、パッキング、ガーデニング用金具、金属の研磨、倉庫、などを順に見学させていただく。一番印象に残ったのは金属の加工場である。大きな音のする専門的な機械を使いアルミ板から部品を作り出している。障害のある人たちにこれだけの仕事を任せるのかと驚いた。金属なのでやり直しはきかない。工業機械を扱って怪我はないのか。質問すると、機械を扱う障害者は事前にトレーニングを受け、機械自体と、その操作についても専門家によってデザインされているとのこと。つまり、どうすれば安全・確実に仕事ができるかが研究されているのである。仕事にやりがいを感じ、立派に仕事をこなす自分に誇りを持っているから自然と笑顔が生まれるのだろう。生き甲斐としての仕事の重要性を感じた。ここで面白いエピソードをひとつ。金属の研磨を担当している彼。実は元ドラマー。同じ団体で結成・運営している音楽バンド(BALI BAND)でドラムを担当していたが、思うところがあって板金工に転職。今の仕事は楽しいと笑顔で答えてくれた。トレーニングを受けて一般の企業に就職する人も多い。しかし、社会に送り出すことが目的ではない。先ほどの元ドラマーのように自分の望む仕事を選ぶ事が出来る。音楽家も職人も立派な職業。両方認める素敵な職場と素敵な仲間たちであった。2.4月22日12:00~14:00視察:Kulturhuset(障害者芸術センター)対応者:Gerhard Pischinger(音楽)・Inge Lise Nedergaard(織物)・Peter(芸術)報告者:磯部伸之建物に入る。中から音楽が響いている緑の扉をノックなしに千葉氏が開ける。室内には、心身躍るリズムとサウンドが響き、そして、歌声に惹きつけられる。バンドが演奏しているのだ。曲が終わり、拍手喝采の我々にGerhard氏(音楽セラピスト)がバンドについて説明をしてくれた。「私たちは、プロのバンドです。」その言葉が、意味深い。バンドメンバーは、週に4日練習を?5?