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ある澤田真一さんの作品など多数の力ある日本の作品群が見事に展示された魅力ある展覧会であった。ベルン・ヴィラール=シュル=グラヌ(Bern / Villars-sur-Glane)Waldau・Creahm(5月21、22、28、30日・6月2日)~アトリエ~<アトリエの概要>Waldauは、精神病者の芸術発見の地であり、AdolfWolfliが20年以上にわたって美術史史上驚くべき質・量の作品を制作した事で知られる病院の名前を取っている。UPD(Universitaren Psychiatrischen Diensten)大学病院の敷地内にある。この病院などの患者らが作品を制作する場として自由に使っている。運営は、外部のコレクターなどがスポンサーとなっている。職員は、特にいない、福祉事業所でアトリエWaldauですはない。同じ広い敷地内このアトリエの裏手には美術館(精神病院の歴史と作品の展示)もある。そして、別棟の病院内の通路壁には、Adolf Wolfliも含めて多数の作家らの作品が飾られていて美術館さながらである。このアトリエや病院などへは3日間訪れた。初めて訪れた日、強面の作家が出迎えてくれた。そして、気さくにコーヒーを入れてくれて、それを飲みながら、作品についてなどの話をした。その後、制作する作家らの横で描かれていく作品を眺めて「生きる術」を感じた。三日間の内の一日は、アールブリュット収集家でこのアトリエのスポンサーであるMartin Kunziさんと近隣の「INTERSPORT」(Martin KunziさんはCEO)と言う世界で店舗展開をするスポーツ用品販売の会社の本部でWaldauとアールブリュットの話をさせていただいた。来年は、クレー美術館などで展覧会の企画がある事も聞いた。Martinさんとは、一切「福祉」の言葉を使わなかったが、作品や作家らと話す事で、「生きる」、つまり、「真の人生」に気が付くきっかけや創作や作家らの人と作品との関係性と価値観の議論をした。Creahmは、芸術、主に絵画制作に取り組んでいる障害者のワークショップのようなアトリエで職員が2人いる。活動や雰囲気が、BIFROSTに似ていると思った。自主的で職員も芸術家であった。作家らとの関わりが自然で双方の信頼と尊重を感じた。突然訪問したのだが、快く迎え入れてくれた。残念ながら長期研修で通うには遠い為、半日だけの交流であったが魅力ある作家と作品、心地良い空間、芸術と福祉が融合した活動を味わった。?77?