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・「gugging」芸術家の家・美術館・ギャラリー「芸術家の家」も見学をさせてもらえた。「芸術家の家」は、美術館、ギャラリーのある建物の丘を更に登ったところにある。増設が済んで女性作家も住む事が出来る、現在12名が住むケアホームである。ここには、看護師やソーシャルワーカーも働き、薬などの管理から食事の提供などもされている。静かな環境にある芸術家らの生活空間だが、居住の場と言うより、美術「芸術家の家」の壁画です館のようだ。そして、建物内外の壁など至る所に描かれた絵画などが芸術的である。そして、今は亡き作家「August Walla」の部屋に入らせていただいた。絵画や文字(独自の文字)で装飾された部屋一面・・・家具、天井、壁。圧巻で、創作の力「生きる術」としての芸術を肌で感じた。毎日、美術館、ギャラリーの自由な出入りが許されていた。ギャラリーは、作品を販売する機能を持っている。美術館やギャラリーの建物や展示などいたるところに表現の工夫がされたデザインがあり作品の魅力を高めている。「gugging」の洗練された芸術表現とここまでこの地を育てているjohannさんやチームの職員の情熱とそれが十分に発揮された建物などの施設、また、展示技術、企画力、そして、運営と経営力等沢山の事を学んだ。また、研修の受入れや市民へアトリエの解放など開かれていて「精神障害者」などとの偏見や社会で隔離されない工夫が「芸術」になっているとも考えた。Ⅳスイスインターラーケン・スピッツ(Interlaken・Spiez)Zemi(Zentrum mittengraben)、SILEA(5月19日~5月26日)~ワークショップ、ケアホーム、アトリエ、特別支援学校~<施設概要>Zemiは、部門がワークショップ、ケアホーム、アトリエ、特別支援学校に分かれている。メインの建物を中央の食堂で分けて学校と福祉施設の工業作業の部門が使う。工業的な活動のワークショップ部門の利用者数は50名ほどである。職員数は7名程度で、職員が誰であるか分からないほど、関係性が平等であった。工業的な作業は、幅広く多岐にわたっている。軽作業で軍隊の備品の帽子や鞄の名前などを消したり、傷を塗料で塗ったりする作業、木工の建具作業で花火の土台を製作、スイス各地で売っている木の牛の小物を初めてのハーブオイルづくりです?73?