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を出す、そうでない時は。4 ?短期的視点・長期的視点を持つ~短い期間で見ると良く思えることもあるが、長い目でみるとどうか。←例えば、馬の調教では短期的視点で見るとロープを引っ張って馬を操れば今すぐに言うことをきかせられるので良いように思われる。長期的視点で見ると人間はいつも力ずくで指示を出さねばならないし、馬はいつも強引に言うことを聞かせられることになる。これはお互いにとって良いことなのだろうか。〈5月1日〉自分の職場で他の職員にいつも注意していることを指摘される。「ダメだ、出来ない」などのネガティブな言葉は使わない。出来るようになる方法を探す視点で考える。昨日言葉使いについて話し合ったばかりだった。人には求めていたのに、自分は出来ていなかったことを知る。反省と恥ずかしさで涙が止まらない。〈5月3日〉ありのままの自分を認めよう。今の自分を保ちつつその幅を大きくしていく。例えば、馬と接する時は馬のことを気遣う優しさと群れを動かす強さが必要である。それぞれ両方を伸ばしていくことで、メリハリが生まれる。〈5月7日〉クウォーターホースと共に馬の気持ちがそれたら怒って注意を戻すのではなく、こちらから働きかけて気持ちを戻して褒める。人間に注意を払っていること=褒められる嬉しいこと、になるように。〈5月9日〉研修への取り組み姿勢について「8割はやっている。残りの2割をどうやってやるか、どうやったら出来るかを考える。そこにリーダーとそうでない者の違いが生まれる」との指摘を受ける。自分としては毎日、一生懸命なつもりだったので少なからずショックを受け、確かに慣れが出てきていたことを反省する。食らいついて取り組み、どうにかして乗り越えようとする「なにくそ魂」を持とう。〈5月12日〉アスペルガー症候群の女子中学生Saraと共に馬の世話。Saraは自分のやりたいことばかりに注意が向いてしまう。ひとつひとつ段階を踏んでから現在があることを説明する。馬の成長に置き換えて話すと説明しやすい。他の話だと気持ちが別のところへ行ってしまうが、馬の事を絡めて話すと理解もスムーズ。先般学んだ「出来たら褒める」を意識して一緒に過ごす。馬が大好きなSara?50?