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≪海外研修の成果等について≫1.研修の内容をどのように活かしているか当園では、家庭と保育園が手を取り合って子供の成長を支えるような取組みや行事等を開催し、参加者全員が子供の成長に喜びを感じられるような工夫を試みている。主な成果として、1:保護者が子供の日頃の様子を見ることができること、2:子供が親の存在を保育園で確認出来ることで安心感が得られるといったことがあげられる。これは、海外の保育園の園児たちと比べ圧倒的に保育時間が長い日本の子供達の親子の時間を少しでも増やすための働きかけでもある。又、保護者同士や保育士が信頼関係を築く基本となるコミュニケーションの場としても担っている。各国で触れ合った家族の生活には「時間に対する余裕」が充実している。家族が一緒に過ごす時間がとても多い。日本では昨今、働き方の見直し等ワークライフバランスの重要性が問われているが、家族と共に過ごす時間の重要性や価値を見直すべき取組みを子育て支援の一環として行うべきである。2.今後、研修の内容をどのように活かしていくか今回の海外研修を通して各国の保育園との連携をとることが可能になった。連絡や繋がりをこの研修で終結することなく、今後は幼児教育の現場の中で交換研修制度の活性化を実現していきたい。例えば、海外の保育士や教育者を当保育園に研修目的で受入れる体制を整える。又、当園の保育士も観光ではなく研修という目的で海外に出向き、異文化との交流が可能になるような体制を整える。次の世代の意欲ある若者達に、様々な国へ出向き、研修を通して世界観を広げてもらいたい。平成26年7月には、合同研修の場であったNordfyns Folkehojskoleで知り合ったDenmarkの学生が来日し、当園と子育て支援施設を視察した。又、Canadaの保育園職員も視察研修を希望とのことで来日の調整中である。3.今回の研修で得た成果について(日本の施設で導入・利用可能なもの)玩具・遊具作成のアイディア、出入口のドアノブの高さの工夫は具体例としてあげられる。4.参考文献・URL・器具等(日本の施設で導入・利用可能なもの)『デンマークの子育て・人育ち-「人が資源」の福祉社会』大月書店237pp.澤渡夏代ブラント(2005)『スイスの幼稚園を訪ねて』上越教育大学幼児教育研究会木村吉彦(2002)http://sun-cc.juen.ac.jp/~kimura/Kindergarten%20in%20Kanton%20Zuerich.htm2013/04/09アクセス『安心・平等・社会のはぐくむフィンランドの子育てと保育』明石書店203pp.藤井ニエメラみどり、高橋睦子(2007)?40?