kaigaikenshu_42

kaigaikenshu_42 page 14/106

電子ブックを開く

このページは kaigaikenshu_42 の電子ブックに掲載されている14ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「電子ブックを開く」をクリックすると今すぐ対象ページへ移動します。

概要:
kaigaikenshu_42

?福祉の方程式講義に先立ち馬主社会福祉財団の研修生には宿題が出されていた。「義務教育」と「教育の義務」の違いは何か。この問いを考えながら読み進めて頂きたい。46年間デンマークに住み、この国の福祉を研究しつくした末に導き出された方程式は幸せな国=生活しやすい国幸せな国とは「社会福祉国家」、生活しやすい国とは「生活大国」と言い換えることが出来る。社会福祉国家とは国民全ての生活を国が保障することである。くだいて考えると、小さな幸せ(食事・健康・笑顔・家族などなど)を積み上げて生活大国になれば良い。そのためには主権が在民にあること、真の民主主義が必要である。では民主主義とは何か。民主主義=自由+平等+博愛博愛とは全てを等しく愛することであり、博愛=共生+連帯となる。つまり民主主義=自由・平等・共生・連帯これら4つの意識をもった国民を育てるにはどうすれば良いのか。ここで冒頭の教育に戻る。デンマークでは幼い頃から「社会的弱者の生活を保障することが国民の使命である」と学ぶ。法律や税金の使い方も大切だがその制度を作り、運用するのは人間である。まず、人在りき。私たち研修生も日本を見つめ直し、どのように変革していくかを改めて自らに問う講義であった。7.4月24日9:30~12:00視察:Pillehaveskolen(特別支援学校)対応者:Mette Karlsson(校長)報告者:磯部伸之現在、校舎を改築中のため、以前特別養護老人ホームの施設であった建物を学校として使っている。対応してくださったのは、mette校長先生。まず生徒の年齢は、6歳から18歳までで、現在、86名の生徒がいる。入学までの制度は、日本と大きく違いを感じない。出生時や3歳児の幼児検診などで何らかの障害を認められると、コミューンなどの専門家チームの家族へのサポートや養育が始まり、個性や特性に合わせて特別支援学校に入学する。ただし、特別支援学校に入学してもインクルージョンの発想を元に教育を行っているとの説明があった。そこに理念がある。この学校は教育大臣から、室外での教育等を積極的に活用し、生徒の理解を深める工夫、興味をもって学べるという工夫を評価され、受賞。受賞した授業の内容の説明を受けた。校舎の近くにある農園で行われる授業には、「リサイクルガラスなどを使った小屋を作り環境を考える事を学ぶ」「土に作物を植えるときに算数を学ぶ」「作物の名前などを記して国語を学ぶ」「薪などで火を起こし、それを使い作物を調理してそれを食べて、生活を学ぶ」などがあり、校長の話の中にも合理的な考え方が徹底されていることが伺える。?10?