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間に集うコミュニケーションの場であり、お茶やコーヒーを頂きながら休憩する空間でもある。校内に入ると、まず生活指導員のDorte Afd. Lederと40名程の幼稚園年長児の子供達が迎え入れてくれた。園児たちは7人程の小グループに別れ複数の指導員と一緒にテーブルを囲っている。午前中のおやつの時間らしい。自分たちが家から持ち寄った果物を一口サイズに切り分け、それを大きなボールに入れると、皆でそのボールを取り分けて食べ始めた。自分の好きな物を学校に持って行く(自主選択)、他の子供が持ってきた違う果物を皆で分かち合う(共生)。一見ただのおやつの時間でも、デンマーク社会の価値観が感じ取ることができた。おやつ後は14名の幼児に対して指導員2名が付き、主導・補助に分担しカルタを使った言語の保育活動が行われた。補助の指導員はこの園児が0学年生になったときの担任になるらしい。カルタに描いてある動物等の絵図を見てその物の発音に似ている他の物を探し当てるといった遊びだ。全ての字に音節がある日本語と違って、子音と母音が組合わさることで特有の音節が成る欧米の言語学習の導入としての遊びらしい。子供達は皆意欲的に参加して楽しんでいた。見学はできなかったが、「運動」「数」をテーマにした保育活動が他の小グループの子供達を対象に行われていた。次にLone Helm Andersen学校長から校舎の案内をしてもらった。0、低、中、高学年と校内は区分されていて、廊下には子供達の絵画や粘土などの芸術作品が展示されていた。0学年生のクラスでは、児童達は椅子に座りスマートボード(電子黒板)の方に注目し、パズルを使った絵図と文字言語をマッチングさせる活動が行われていた。クラスルームの外に出ると、廊下には児童達の荷物用ロッカーが設けられている。荷物の散乱具合から児童達が自分で管理している様子が伺えたが、日本同様生徒達に掃除をする習慣があれば、もう少し物の管理や整理整頓等の習慣も身に付くのではないだろうかと思わざるをえなかった。校舎を出ると、小さな建物が隣接している。そこは特別指導の必要な児童を対象にした活動が行われていて、障害や家庭環境の変化等、何らかの理由で通常のクラスに授業中いられなくなった児童の居場所となる部屋や、児童に対しての特別な授業が行われる部屋がある。他にも地方自治体が構成している特別指導対象の職員(臨床心理士やカウンセラー等)と学校の職員、児童の家族が個別にミーティングができる場所も設けてあり、様々な児童への配慮の対応が見られた。5.4月23日13:20~14:30視察:EGEBO(高齢者センター)対応者:Marianne Quorning報告者:竹下進高齢者センターにはいくつかの棟があり、全て平屋建て。利用者の身体的・精神的レベルによって、棟が分けられており、1つの棟には約10室の個室がある。部屋の事をアパートと呼んでいる。アパート内にはトイレ・シャワー室とベッド、居間と小さなキッチンがあった。トイレ・シャワー?8?