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時に保護者に知らせる目的で設置されている。保育士の出身国の習慣や音楽・唄なども保育内容に入れ、子ども達に他文化を知らせる工夫がされている。Ⅳドイツデュッセルドルフ1.恵光幼稚園(5月22日~6月7日)(1)施設の特徴恵光幼稚園の教育プログラムは、ドイツの幼稚園では珍しい特別な言語サポートとバイリンガル環境の中で、異なる文化・言語を背景に持つ子ども達の共同生活の中で、遊びながら母国語以外の言葉を聞き学び、東西の文化交流及び両国の伝統・習慣・祝祭を理解することができ、おのずと国際性を身に付けることが期待されている。さらに、「仏のこころ」が中心になり、命の尊さ、相手の気持ちを考えられる優しい心を仏参を通して学ぶことを重視している。恵光センターセンターの敷地内にある幼稚園の園舎デュッセルドルフは、多くの日系企業のヨーロッパ拠点でもあり、他のヨーロッパ諸国に比べると日本人が多く住んでいる。在籍している子どもの家庭環境も多くが日系企業の駐在者が多い。上記写真でもわかるように、日本に戻ってきたと錯覚をするほどの日本的な園舎の中で、3歳~5歳までの日本人とドイツ人の園児がおよそ半数ずつ在籍している。恵光幼稚園では、日本人の子は4月入園、ドイツの子は9月入園になり、1年に2回の入園式と卒園式がある。それぞれの国の進級の制度に合わせているからである。平均の駐在期間が3年~4年とされる中で、日本に帰国する子、またはドイツで進学する子と、子ども達は大きな環境の変化に戸惑い、学習にもついていけない。子ども達の抱える問題についても配慮し、工夫された保育内容をドイツ・日本人の幼稚園教諭が両国の子ども達に指導する方法を以下にまとめる。?79?