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的なサポートを行うシステムになっている。(1)園の概要と子どもたちの生活105人の子どもたちが、黄、赤、青、緑の4つのクラス(居室)で過ごす。1~2歳児(黄)クラスには36人の乳児が在籍し、常時2グループに分かれて生活している。他の3クラスは幼児23人ずつの混合クラスだが、11人、12人のグループ単位での活動が基本である。保育時間は平日朝6時半から夕方5時が原則で、昼食(11時半)、午睡(12時頃から)、おやつ(2時頃)などが生活の節目となる。子どもたちは、午前9時半すぎから11時頃までは、戸外あそび、お散歩、表現などグループ単位で活動し、午後はお迎え時間まで戸外であそぶことが多い。防寒着や帽子など脱ぎ着に時間がかかるが、その間保育士は子どものペースに任せて見守っていくので、支度や次の活動へ移行する時間はかなりの個人差が見られる。(2)室内でのあそびの環境(朝の自由あそびの時間から)朝食を食べ終わった子どもから隣室のプレイルームに移り、全員が揃うと朝のお話が始まる。カレンダーの話や数あそびをした後、子どもたちはあそびのコーナーが描かれたボードに自分の顔写真を張ってからあそび始める。生活部屋2室以外に、ロッカールーム、ドレスルーム、屋根裏部屋など、子どもたちが自分で決めた空間で一人あるいは数人であそぶ。この方法をとると、子どもたちがじっくりとあそべ、保育士はその子どもが誰と何であそびたいのかがよく分かるとのことである。また一部のコーナーには人数(制限)の約束があるので、子どもたちはあそびの中で自然と数を意識するようになるという。実際、ある一人の女の子がボードの写真を張りなおしてから新しいコーナーであそぼうとしたが、人数が多いからと友だちに断られてしまった。その女の子は保育士に援助を求めてきたので、保育士がそれを受けて仲立ちに入る場面があった。この経過と保育士の援助の仕方は興味深いものだった。(3)6歳児就学前教室の見学(5月24日)6歳の就学前教室には23人の子どもが在籍し、教諭1人保育士2人が指導している。隣室は小学1年生と2年生(各24人で教師が1人)クラスで、日常的に交流することができる。見学した日は17人が出席し、8時半までこの施設で用意された朝食が提供されていた。この日の活動は、朝の会(カレンダーワーク、今日の活動、音楽あそび)で始まり、自由あそび、発表会練習の後、お誕生児のお祝いをして昼食となった。食後は全員が外に出てあそぶのが日課だが、就学前教育時間は8時半から12時半なので、少数の子どもは戸外あそび途中でお迎えとなる。保育が必要な大半の子どもはそのまま戸外であそび続けていた。1朝の自由あそび(9時頃~10時)子どもたちはアートやホッケーごっこ、ゲームや構成あそびなど教室内外、戸外と数か所に分?24?