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児と就学前教育を受ける6歳児以外は、縦割り混合クラスでの保育を行う。保育士設置基準は乳児グループ4人に1人、幼児グループ7人に1人である。グループ保育にあたっては3人の教師と保育士が協力してカリキュラムを立て共同で保育していく。ユヴァスキュラ(Jyvaskyla)1.Halssilan paivakoti(5月13日~5月17日)~デイケアセンター(市立保育園)~人口12万のユヴァスキュラ市は4万人の学生が学ぶ教育都市である。本園は市街地から5マイル離れた郊外の市立幼稚園で約30年前に建てられた。建設当時、少人数クラスでの幼児教育の試みとしては最新の施設。(1)園の概要と特徴約100人の子どもが在籍する(要特別支援児3名を含む)この園では、1・2歳の乳児クラスと幼児の縦割り混合2クラスをそれぞれ6人の保育士らが担当している。クラスはさらに8人から12人のグループに分かれ、普段はグループ単位で2~3人の担当保育士らと過ごす。保育室にはクラスに2つずつ生活の部屋(キッチンとダイニング、寝室兼プレイルーム)とトイレが備わっている。廊下や屋根裏はプレイコーナーになっており、それ以外にも就学前教室やプール室(理学特別支援教育専門員の指導療法室)、個別やグループ活動ルーム、絵画室など多くの部屋がある。生活の部屋などいたる所に、1日の流れにそった絵カードが縦にわかりやすく並べられていて、これを見て子どもがその日の活動や次の行動を見通すことができる。本園には特別支援教育専門員と呼ばれる職員1人が専属していて、専門員は支援を要する子どもを対象に独自のスケジュールを組んで発達支援や相談援助にあたることができる。週2回の個別・グループでの指導、家庭訪問、発達相談などを行っている。(2)少人数グループでの活動(5月16日の保育)保育時間は平日の6時半~夕方5時で、保護者の必要に応じて延長することもある。この日は、朝8時まで、子どもたちは乳児と幼児の2室に分かれて過ごした後、クラスに戻って運ばれた朝食(アレルギー食もある)を食べた。9時からはグループごとにクラスの半数の子どもたちが戸外に出てあそんだ。残りのグループは、室内でままごと、ゲーム、お絵描き、ホッケーごっこなどであそんだ。10時近くに保育士が声をかけると、室内にいた子どもたちは自分で防寒着を着て外に出始め、外にいた子どもたちが中に入ってきた。この日、先に外あそびをした鳥クラス2グループ14人(3 ? 6歳)の子どもたちは部屋に戻った後、?22?